以前、東野圭吾さんの小説『白鳥とコウモリ』を読んだ記事を書きました。
重厚で、深くて、それでいて一気に読ませてくれる——そんな作品です。
その映画版が公開されたので、先日、小学校高学年の息子とふたりで観に行ってきました。
※この記事ではネタバレは書きません。安心して読み進めてください。
映画『白鳥とコウモリ』基本情報
- 原作:東野圭吾『白鳥とコウモリ』
- 公開:2026年9月4日(金)
- 監督:岸善幸/脚本:向井康介
- 出演:松村北斗さん、今田美桜さん、三浦友和さん、中村芝翫さん ほか
- 上映時間:2時間25分
- 配給:松竹
「重厚なヒューマンミステリー」として映画化された作品です。

観に行ったきっかけ
きっかけは、ほんとうに何気ないもので。
私が「映画行きたいなあ」と言ったら、以外にも息子が「行きたい」とのっかってきた。
もともと私は、原作を読んでいたので映画を楽しみにしていました。でも、まさか息子が一緒に行くと言い出すとは。
「東野圭吾の小説面白いよ!!」というアピールには興味を示さずだったのに。笑
どうやら、母のアピールよりメディアの情報で興味を持っていたらしいです。
何はともあれ、そのまま親子ふたりでの映画館行きが決まりました。
なお、夫と娘は別でデートしてました。
原作を読んでいた私の感想
原作の雰囲気がよく再現されていた
まず感じたのは、原作の雰囲気がほどよく再現されていたという点です。
小説を読んでいると、どうしても自分独自のイメージができてしまうこともあり…映像化作品は「思っていたのと違う」となることもあると思います。
が!!この映画は、原作を読んで感じた空気感が、そのまま画面の中にあったという感覚でした。
原作ファンとして、とても満足できる映像化だったと思います。
俳優さんの演技が素晴らしかった
そして、俳優さんの演技。
この作品は、事件の謎を追うだけの物語ではありません。それぞれの立場に置かれた人たちの、揺れる心のありようが描かれます。
その繊細な部分を、俳優のみなさんが見事に表現されていて。物語がより深く届いてくるという体験でした。
…三浦友和さんかっこよかった。主人公の親世代の役柄なのにかっこよかった。声が素敵です。
息子(原作未読)の反応
息子は原作を読んでいません。しかも上映時間は2時間25分。決して短くはありません。テーマも重い作品です。
作中の事件の真相を紐解いていくので、流れを補填する字幕があったり、説明的な内容も結構あります。
「理解できずに途中で飽きるかも?」——ちょっと心配していました。
最後まで集中して観ていた
でもその心配は、まったくの杞憂でした。
息子は、最後まで集中して観ていました。
原作を知らなくても引き込まれる。長さを感じさせない。それだけの力がある作品なのだと、隣で見ていて実感しました。
「アニメ映画以外で初めて泣いた」
そして、観終わったあと。
息子がぽつりと言ったんです。
「アニメ映画以外で、久しぶりに泣いた」と。
昨今のアニメ作品は大人でも涙するような感動ストーリーが多くあります。息子も映画で泣くことも割とあります。それが今回、実写の、しかも大人向けの物語で、心を動かされたということ。
素晴らしい作品を一緒に観れたのは率直によかったなと思います。
観たあと、感想を話してくれた…が
観たあとにいろいろ感想を話したのですが。
もう一度小説を勧めてみましたが…やっぱり読まないそうです。笑
私が今の息子と同じくらいの時は、ハードカバーの本読んでたと思うけどなぁ。
とりあえず、他の映像作品から攻めてみようと思います。
ガリレオシリーズとか面白いし好きです。
親子で映画を観るということ
このブログでは、娘と配信ドラマにハマった話や、家族でペルソナのコンサートに行った話を書いてきました。
好きなものを家族と共有できること。 なかなかよいですね。
今回は、原作を読んでいた私と、まっさらな状態で観た息子。立場は違っていても、同じスクリーンの前で同じ時間を過ごしました。
そういう時間が持てたことが、何よりよかったと思います。
おわりに
原作を読んだ方にも、まだ読んでいない方にも。
そして、お子さんと一緒に観る一本としても——息子の反応を見ていて、そんな選択肢もあるのだなと感じました。(テーマは重めなので、そこはお子さんの様子を見て、ですが)
映画館の大きなスクリーンで観られてよかったな、と心から思える作品でした。
気になっている方は、ぜひ劇場で。
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